2013年12月17日

形質人類学のデータ

第1章で説明したように、エミシは和人とアイヌの中間の形質をもち、頭型などの点で、東北・裏日本型に属するとみられるが、近畿・山陽・山陰・九州に散在する四七部落を含む、全国的な日本人の形質調査の資料を整理した形質人類学者小浜基次(「形質人類学から見た日本の東と西」『国文学の解釈と鑑賞』二八巻五号)は、


部落民の形質は異質的なものではなく、現代日本人構成の有力な地方型である東北・裏日本形質に一致している。


とし、


頭部については、いずれの地区も共通の中頭型を示し、頭長は大塩きく、頭幅は小さい。したがって、畿内のような高度の短頭地区内にはさまった部落は、一般集団との間に明らかな差異がみとめられる。しかし、山陰・北九州・四国東北部などの中頭地区内にある部落は、一般集団と近似し、差異は少ない。


と書き、さらに、


大陸朝鮮型形質のもっとも濃厚な畿内地区に、もっとも非朝鮮的な形質をもつ東北・裏日本型の部落が孤島として介在することは、注目に値(あたい)する。おそらくは、婚姻と住居の制限によって内婚率が高く、特異の形質がよく保たれているものと思われる。


と述べている(図2参照)。

重要なことは、小浜基次が「一般集団と近似し、差異は少ない」とする山陰の例をみても、部落民が頭型は、中頭を示す一般の住民の頭型よりも、さらに中頭の度が高く、エミシの血を引いている現代東北北部人の頭型と一致することである。

つまり、形質人類学のデータは、エミシが部落民の先祖であることを明確に裏づけているのである。

※先に、私の人生を決めた、日比谷公園の集会参加のことを書きましたが、実は、その高校3年生の夏、友達五人で「東北旅行」を企画実施し、京都→新潟→十和田→仙台→蔵王と回っていました。

今でも思い出すのが、仙台市の知人宅で食べた、確かけんちん汁です。今までで一番美味しかったお汁料理です。あと、何故だか南部鉄のすき焼き鍋を買い、今でも実家でするすき焼きに使っています。

今、導きの糸を確認できました。
ありがとうございます。
posted by 無来 龍 at 11:24| Comment(1) | 日記 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
訂正

頭長は「大塩きく」は、

頭長は大きくの間違いです。
Posted by 龍 at 2013年12月18日 14:58
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